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コラム・豆知識~美容外科 編

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二重まぶたの手術法:重瞼術

重瞼術とは、一重まぶたを二重まぶたにする手術のことです。

なぜ、一重まぶたと二重まぶたができるのでしょうか。まぶたの中には、まぶたを持ち上げる筋肉(上眼瞼挙筋といいます)があり、それがまぶたの上の方から延びてきて瞼板という軟骨組織に付着しています。この筋肉が縮むとまぶたが持ち上がります。そして、この上眼瞼挙筋は枝分かれしてもう一方は皮膚に付着しているのですが、これが強いとまぶたの皮膚が奥に引き込まれて二重まぶたになり、弱いと皮膚が引き込まれずに一重まぶたになります。

重瞼術には大きく分けて2種類あります。埋没法と切開法です。埋没法はまぶたの皮膚と裏側の眼瞼結膜を糸で留めてしまう方法です。これによって、糸が上眼瞼挙筋の代わりをして皮膚が引き込まれて二重になります。術後は翌日から洗顔したり、2~3日するとお化粧もできます。この方法は腫れも少なく、傷もほとんど残らず、簡単な方法なのですが、欠点もあります。まず、糸で留めてあるだけなので糸がはずれると、一重に戻ってしまいます。また、あまりまぶたの厚い方にはできないこともあります。まぶたの厚い方に埋没法を行うと、ますます腫れぼったくなったり、糸もはずれやすくなります。埋没法を望まれる患者さんが多いのですが、埋没法には限界があり患者さんによってはできないこともあるのです。

もう一つは切開法です。切開法は、まぶたの皮膚を切開して直接皮膚と瞼板を縫合してしまう方法です。この方法だと一重に戻ることはありません。でも、皮膚を切開するため、腫れは埋没法よりも長くかかります。抜糸は1週間位です。また傷もしばらくは赤くなって目立ちます。しかし、赤みが取れると傷は必ず目立たなくなります。二重になりにくい方、まぶたの腫れぼったい方、皮膚のたるみのある方などは切開法で行わなくてはなりません。

 

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